2012年6月11日月曜日

大島優子骨盤矯正句会・投句一覧

たまにはパンクチュアルに行きましょう。

【大】
夏燕大阪城を光らせる
泉飲む少し大きく口あけて
大きいと思えばそうでもない金魚
大声のくぐもつてゐる梅雨の闇
大瀑布空に割目のありにけり
廃線路かがやかせたり大夕焼

【島】
いくつかの島買ふ話夕端居
句碑おほき仁右衛門島の卯波かな
体内に島のいくつか凉しかり
竹落葉島にひとりのお坊様
百合の花島でいちばん高き場所
驟雨のちランゲルハンス島の夕日かな

【優】
まくなぎをなして優性遺伝かな
声優のマイクに並ぶ五月闇
草むしり優雲華の花まじるらむ
虹のショウ優待券あり二人分
優勝旗厚ぼつたくて梅雨に入る
緑夜の優駿つややかに駈ける

【子】
もうここでお別れしましょう母子草
薫風や赤子へ赤子近寄れる
紫陽花や子のつく名前持ち寄れる
親子ほど年の差あれど釣忍
梅雨に入る順に連れ子のおとなしき
半袖の腕に黒子のちらちらす

【骨】
リズム良く摘まんで抜いて鯖の骨
骨ばつて水面に立ちしあめんぼう
骨太の手をくすぐりてさくらんぼ
骨法をわきまへてゐる水母かな
青鷺が骨うごかして頭上過ぐ
青梅のひとつぶ通る背骨上
頬骨の高き男に海月寄る

【盤】
蚊が耳を掠めて星座早見盤
吸盤のような接吻梅雨曇り
算盤を打楽器として夏木立
水盤のかもめに噴水身を反らし
野球盤置いてざわめく夏座敷
六月のレコード盤といふ渚

【矯】
矯正の歯に真っ青な岡鹿尾菜(おかひじき)
矯正の少女紫陽花まみれかな
蛇衣を脱ぎて背骨を矯正す
青胡桃矯正中の歯の見えて
走馬灯矯めつすがめつ印度人
朝焼の猫背矯正ストレッチ

【正】
ひとつづつ正しく袋掛けてをり
正しいが間違っている梅雨晴間
正の字に夜店配置しコルビュジェ風
正座しなおして水羊羹を食う
正田邸ありし辺りの走り梅雨
青蛙どこでも正座してゐたる

【当季雑詠】
しばらくは夏座布団のよそよそし
やはらかき布をまとへる裸かな
何本も弓を放ちて梅入かな
泣きながら走り走りて夕立前
純愛の弓矢届かず梅雨に入る
尻子玉抜かれてジョアン・ジルベルト
水を打つ途切れ途切れにハーモニカ
大阪の水に近づき糸蜻蛉
辿りつく夏野で叫ぶバカヤロー
梅雨冷や間違っている弓の張り
本妻に怒鳴り込まれし五月尽
露台にて縦書のふみ黄ばみゆく

(以上)

10句選(特選、逆選なし)
選句締切:6月13日(水)24時(JST)
投稿先:恒信風句会
http://koshinfu.blogspot.com/

題に関わらず全体から10句選にてお願い致します。
整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
投句一覧へのコメントとして、投稿して下さい。その際、名前/URLというのを選択して、俳号もしくはご本名を入力して下さい。URLは入れなくてよいです。
なお、右側の「最近のコメント」という欄は反映するのに時間がかかるようです。

ではよろしくお願い致します。

2012年6月7日木曜日

大島優子骨盤矯正句会・出題

再開第18回目の出題です。

【大】
【島】
【優】
【子】
【骨】
【盤】
【矯】
【正】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:6月10日(日)24:00(JST)
投句宛先:下記恒信風句会投句専用アドレス宛メールにて
     koshinfu9th@gmail.com

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。

 よろしくどうぞ。

寝心地体感句会・作者発表

発表します。

サングラス寝台車から降りてきし     朝比古   
心臓も肝臓も喰ふ薄暑かな        朝比古 四由天
曖昧になりゆく地べたハンモック     朝比古 由ぐ
夏めくや存外尖る四面体         朝比古 ぐ
感度やや悪しきラジオや海の家      朝比古 天亜
黒き布掛かる写真機夏の山        朝比古 四空

鳴く鳥は今日も変わらぬ朝寝かな     空猫   
貧しくも心ゆたかに田植かな       空猫   
地球とて破滅に向かふ羽抜鳥       空猫   
この体空へと浮かぶ蛍狩         空猫   
香水の感じるままに恋をして       空猫   
洗濯機回しながらに髪洗ふ        空猫   

箱庭の灯篭ひとつ寝てゐたり       由季  四空亜
心音と水母のうごき重なりぬ       由季  四不天亜
ヘリコプター着地夏野をふくらませ    由季  朝四ぐ不天
ぼうふらの止めやうもなき身体かな    由季  天
直感で選ぶ金魚の面構へ         由季  朝
アマリリス咲かせ安心設計の家      由季  朝空不

辻褄を合はせてゐたる昼寝覚       亜紀  ぐ空
一心に滝を見つめて滝落つる       亜紀   
意地はつて地球に生きて金環食      亜紀   
体裁を構つてをれぬ夕立かな       亜紀  朝
ががんぼのががんぼといふ浮遊感     亜紀  朝不
渋滞の湘南ナンバー南風         亜紀   
中庭の緑雨見てゐる美術館        亜紀   
夜の噴水すとんと星をきらめかす     亜紀  朝天
無理やりのお願いひとつアマリリス    亜紀  由不

寝てゐればいいのと笑ふ紅薔薇      不孤   
水蚤の死因もとより心不全        不孤  四
白地図をミウラ折して夏山へ       不孤  由亜
体験乏しきががんぼの自負自足      不孤   
ぼうたんの持ち重りせる多幸感      不孤   
金環日蝕過ぎりて今朝の青葉冷      不孤  空

うたた寝に落ちるそのとき手にバナナ   天気  空
心より見た目がだいじ扇風機       天気  四空
雷に驚いてゐる地方都市         天気   
繭の香をまとひ体操着のふたり      天気  四由ぐ不亜
置きざりの水羊羹のあの感じ       天気  朝ぐ空亜
蝙蝠を連れブラジャーを売りにゆく    天気  朝由ぐ

百合の香や追ひつめられて寝台車     ぐみ  亜
銀色の筋ででむしの好奇心        ぐみ   
黒レース手袋露地に拾はれず       ぐみ   
長体の活字の揺らすハンモック      ぐみ   
感想を聞かれ正座すきゅうり揉み     ぐみ   
大みみず新体操して消えにけり      ぐみ  天
優曇華や水星よりの盗聴器        ぐみ   

腰重き寝だめ卯の花腐しかな       四童  不天
中心に線あるをとこ走り梅雨       四童  由ぐ不亜
とりどりの雨季訪れる地球かな      四童  由
比例して体積増えるみどりの夜      四童   
鈍感に覆はれてゐる五月闇        四童   
帆のやうに提灯連ね夕薄暑        四童   

以上。(集計:不孤)

 今回は空猫さんが完全試合達成でしたね。句柄がぶれない証しだと思います。しばしご歓談下さい。