お待たせしました。
【電】
リモコンの電池入れ替ふ夜の寒し
襟足に夜露終電見送りて
色鳥や美味しく炊ける電気釜
人間は電気を通す秋の暮
天高しウルトラマンの背に電池
電線は電気漏らさず秋の暮
電脳のもの言ひたげな夜長かな
冬じたく模様の家電量販店
【池】
黄のカンナコンガを叩くダン池田
最初はグー池田澄子の灯る秋
秋夕焼池上線の九十年
乗換の溜池山王駅九月
池ぽちやの後うすうすと鰯雲
池上線各駅紅葉かつ散りぬ
池袋五叉路のまうへ眉の月
放生の鰐ひそみをる池しづか
【売】
ランジェリー売場の床の秋湿り
吾亦紅売約済の漆盆
秋めきて焼売を売る赤き服
桃売や元横綱にそつくりの
売り物をいつとき借りて秋扇
売店の巣箱のごとき秋の暮
風呂敷のごと商売を畳み秋
本売つて本買ひにけり秋夕焼
【場】
ジャイアント馬場の赤あり葉鶏頭
秋の夜のポッキー齧りつつ場末
秋灯の波うち大井競馬場
場違ひな哄笑ひびく秋出水
場慣れした男あらはれ鰯雲
場所前は新松子めく心持ち
新蕎麦のややみどり帯び砂場かな
入り口は資材置き場といふ花野
【当季雑詠】
われわれはひよつこりへうたん島世代
暗幕にこもりし熱や休暇明け
引退の空いつぱいの鰯雲
球場の端のめくれて草雲雀
穴惑はじめからなき境界線
傘寿古稀白寿の母校秋高し
白孔雀秋の扇を閉ぢにけり
林檎剥くペティナイフに星集め
颱風の睫の先の速さかな
(以上)
8句選(特選、逆選なし)
選句締切:10月3日(水)24時(JST)
投稿先:恒信風句会
http://koshinfu.blogspot.com/
題に関わらず全体から8句選にてお願い致します。
整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
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ではよろしくお願い致します。
2012年9月30日日曜日
2012年9月24日月曜日
玉井詩織句会・作者発表
玉の井の釣瓶落しにまみれけり 朝比古 ぐ
新涼や手押しポンプで井戸を汲み 朝比古
詩歌よりすこし離れて秋刀魚焼く 朝比古 四不苑亜
しづけさは織込み済みの十三夜 朝比古 ぐ
月光のすこし薬の匂ひかな 朝比古 四不苑亜
玉子割る音くぐもりて霧の朝 ぐみ 亜
築地裏ポンプ井戸あり秋の風 ぐみ
詩画集と三個のレモン残されり ぐみ 朝不
日もすがら膝に手織の秋袷 ぐみ
ためらひの刃先光りぬ栗羊羹 ぐみ 亜
開けてもみよ今日の月なる玉手箱 苑を 四不
井の頭自然文化園は月夜 苑を
詩編二三編づるづる手繰る藪枯らし 苑を
十六夜や誰もをらぬに機織る音 苑を
鶏卵の生温かき秋彼岸 苑を 四朝
勾玉の穴にすつぽり望の月 不孤 四亜
災害時提供の井戸萩の風 不孤
詩がないと言はれつづけて木の葉髪 不孤 朝
その件は織込済みにて茸汁 不孤
冬瓜や楊貴妃の枕ならばや 不孤
替へ玉を追加してゐる良夜かな 亜紀 四朝不苑
秋霖や天井低き旅の宿 亜紀
詩の言葉疲弊してゐる月夜かな 亜紀 朝
不織布の巾着袋居待月 亜紀 不
台風が来るぞ石鹸泡立つる 亜紀 朝苑
昨日今日明日かがやく秋の水 亜紀
パソコンに眼の乾きたる子規忌かな 亜紀 苑
玉電の野菜めきたる秋の午後 四童 ぐ
下井草井荻嗚呼秋上井草 四童 ぐ
朗読の詩の怖ろしき夜半の秋 四童 ぐ亜
組織から逃れ藁塚にて愛す 四童 苑ぐ
秋彼岸すなはち秋の黴雨かな 四童
以上。(集計:不孤)
新涼や手押しポンプで井戸を汲み 朝比古
詩歌よりすこし離れて秋刀魚焼く 朝比古 四不苑亜
しづけさは織込み済みの十三夜 朝比古 ぐ
月光のすこし薬の匂ひかな 朝比古 四不苑亜
玉子割る音くぐもりて霧の朝 ぐみ 亜
築地裏ポンプ井戸あり秋の風 ぐみ
詩画集と三個のレモン残されり ぐみ 朝不
日もすがら膝に手織の秋袷 ぐみ
ためらひの刃先光りぬ栗羊羹 ぐみ 亜
開けてもみよ今日の月なる玉手箱 苑を 四不
井の頭自然文化園は月夜 苑を
詩編二三編づるづる手繰る藪枯らし 苑を
十六夜や誰もをらぬに機織る音 苑を
鶏卵の生温かき秋彼岸 苑を 四朝
勾玉の穴にすつぽり望の月 不孤 四亜
災害時提供の井戸萩の風 不孤
詩がないと言はれつづけて木の葉髪 不孤 朝
その件は織込済みにて茸汁 不孤
冬瓜や楊貴妃の枕ならばや 不孤
替へ玉を追加してゐる良夜かな 亜紀 四朝不苑
秋霖や天井低き旅の宿 亜紀
詩の言葉疲弊してゐる月夜かな 亜紀 朝
不織布の巾着袋居待月 亜紀 不
台風が来るぞ石鹸泡立つる 亜紀 朝苑
昨日今日明日かがやく秋の水 亜紀
パソコンに眼の乾きたる子規忌かな 亜紀 苑
玉電の野菜めきたる秋の午後 四童 ぐ
下井草井荻嗚呼秋上井草 四童 ぐ
朗読の詩の怖ろしき夜半の秋 四童 ぐ亜
組織から逃れ藁塚にて愛す 四童 苑ぐ
秋彼岸すなはち秋の黴雨かな 四童
以上。(集計:不孤)
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