お待たせしました。
【生】
ペダル漕ぐ生脚桜散る街の
吸へば生前吐けば線後へ花菜風
今日からは卒業生と呼ばれをり
春の宵袋分けする生活費
初蝶の生まれ落ちたるの甲斐の国
焼くひとも生態系にゐる野かな
生ハムがメロンに乗りて春の宴
生八ッ橋一口かじる桜かな
前生の姿覗いて春の闇
【駒】
花の夜チェックメイトのチェスの駒
花の夜を生駒大祐倍増す
花衣つまづく駒形どぜう前
駒落ちで挑む手合ひや春袷
持ち駒のひとつとなりて飛花落花
若駒のすまして駆けてゆきにけり
春の雨駒場東大前駅の
春駒の嫋々と駆け闇に入る
龍馬へと駒うらがへる菜の花忌
【里】
げんげ田や里は奈落のありどころ
故里の生家に残る春の闇
首里城が門だけの頃囀れリ
首里城に朝の広がり桜貝
春なれやたましひにあな里にあな
人里を離れ磯巾着揺るる
千里より万里は遠し蝶の昼
里山のニヒルに笑ふ余寒かな
里親をなつかせてゐる子猫かな
【奈】
あしたに青畝ゆふべに麗奈の山桜
花の雨奈良へは一度行つたきり
月野ぽぽな東京ばな奈花の雨
奈落から舞ひ上がりたる花吹雪
奈落よりはじまつてゐる蝌蚪の国
奈良県の木は杉であり鳥雲に
奈良漬でさらりと済ます社日かな
箸先につまむ奈良漬春惜しむ
問題は奈辺にありや春の闇
【当季雑詠】
いちにちに二度会ふ人や花大根
花冷えのやうに自転を終へにけり
鴨帰るうちの一羽が父であり
元の場所へ戻つてゐたる桜かな
咲き満ちて桜は闇を拒まざる
作りものの空春の風邪治らぬまま
残像の吹かれてゐたり蝶の昼
春闇の奥に座したる天女かな
春風とリズムが合はず踏むペダル
銅像の直立不動桜散る
葉桜や最終電車に人あふれ
(以上)
9句選(特選、逆選なし)
選句締切:4月2日(火)24時(JST)
投稿先:恒信風句会
http://koshinfu.blogspot.com/
題に関わらず全体から9句選にてお願い致します。
整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
投句一覧へのコメントとして、投稿して下さい。その際、名前/URLというのを選択して、俳号もしくはご本名を入力して下さい。URLは入れなくてよいです。
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ではよろしくお願い致します。
2013年3月31日日曜日
2013年3月24日日曜日
枢機卿団句会・作者発表
お待たせしました。
枢要な部分を隠すよなぐもり 直子 海
大いなる機影霾る中に消ゆ 直子 朝
黄砂降る顔真卿の碑にもふる 直子 不
団旗持ち霾る街を行進す 直子 あ亜
サッカーのゴールを決めぬ霾る中 直子
聴覚中枢視覚中枢月朧 露結
掃除機で吸ひたる霞捨てにけり 露結 直海あ
ウィンストン卿から貰ふ春うれひ 露結 あ亜
盗賊団焼野を走り抜けにけり 露結
雪しろやこんなところに道祖神 露結
中枢へいそぎんちやくの近づきぬ 朝比古 海不由亜
朧夜の精緻な機械図面かな 朝比古 海由
真夜中のふらここにゐる枢機卿 朝比古 あ由四
北窓を開き団体交渉す 朝比古 露四
蟻に蟻乗りて穴より出できたり 朝比古 海露四
一国の中枢に置けこの蝌蚪は 海太 朝
浅蜊売水掛け論の中枢に 海太
初蝶の羽なり機知に飛んでゐる 海太 露
白梅卿紅梅夫人闇を著る 海太 不
團琢磨忌や專(もはら)は國に匿はれ 海太
鞦韆を漕ぎをり菲才顧みず 海太
撃たれざる雉かも声の響まざる 海太
魚島の中枢うごめいてゐたり あんこ 由亜
機械音混じつてゐたる蜃気楼 あんこ 朝海不露由亜四
花人の公卿の顔となりにけり あんこ 海不亜
楽団のはみ出してくるカーニヴァル あんこ 朝直由
クレーンの朧夜を掻くかたちかな あんこ 直露
草餅のしかと満腹中枢へ 由季 不四
機織りの足が朧を踏んでゐる 由季 直あ不露亜四
青き踏むダービー卿のお供して 由季 亜
終点が団地のバスよかげろへる 由季 朝四
突き出しの飯蛸のほか記憶無し 由季 朝直海不露
うららかに中枢神経抹消す 不孤 あ四
霾や工作機械展示場 不孤 直由
花どきの公卿虫歯でうらなりで 不孤 直
主なき団藤邸に薔薇芽吹く 不孤
春風に梳かれヒマラヤ山羊のひげ 不孤 直あ露由亜
我々の中枢占むる春炬燵 亜紀 朝四
機関誌の記念号なり辛夷咲く 亜紀 朝あ由
桜もち公卿の庭にもてなされ 亜紀
楽団のとほざかりゆく鳥曇 亜紀 海あ露
思ひ出のつぎからつぎに卒業歌 亜紀 朝直
中枢オヨビ周辺ノ蒲公英ヨ 四童
春の本並びし自動販売機 四童
マッカートニー卿なでる春の髪 四童
ふらここや団体も団子もきらひ 四童 不
どつと咲くありとあらゆる春の花 四童
以上。(集計:不孤)
枢要な部分を隠すよなぐもり 直子 海
大いなる機影霾る中に消ゆ 直子 朝
黄砂降る顔真卿の碑にもふる 直子 不
団旗持ち霾る街を行進す 直子 あ亜
サッカーのゴールを決めぬ霾る中 直子
聴覚中枢視覚中枢月朧 露結
掃除機で吸ひたる霞捨てにけり 露結 直海あ
ウィンストン卿から貰ふ春うれひ 露結 あ亜
盗賊団焼野を走り抜けにけり 露結
雪しろやこんなところに道祖神 露結
中枢へいそぎんちやくの近づきぬ 朝比古 海不由亜
朧夜の精緻な機械図面かな 朝比古 海由
真夜中のふらここにゐる枢機卿 朝比古 あ由四
北窓を開き団体交渉す 朝比古 露四
蟻に蟻乗りて穴より出できたり 朝比古 海露四
一国の中枢に置けこの蝌蚪は 海太 朝
浅蜊売水掛け論の中枢に 海太
初蝶の羽なり機知に飛んでゐる 海太 露
白梅卿紅梅夫人闇を著る 海太 不
團琢磨忌や專(もはら)は國に匿はれ 海太
鞦韆を漕ぎをり菲才顧みず 海太
撃たれざる雉かも声の響まざる 海太
魚島の中枢うごめいてゐたり あんこ 由亜
機械音混じつてゐたる蜃気楼 あんこ 朝海不露由亜四
花人の公卿の顔となりにけり あんこ 海不亜
楽団のはみ出してくるカーニヴァル あんこ 朝直由
クレーンの朧夜を掻くかたちかな あんこ 直露
草餅のしかと満腹中枢へ 由季 不四
機織りの足が朧を踏んでゐる 由季 直あ不露亜四
青き踏むダービー卿のお供して 由季 亜
終点が団地のバスよかげろへる 由季 朝四
突き出しの飯蛸のほか記憶無し 由季 朝直海不露
うららかに中枢神経抹消す 不孤 あ四
霾や工作機械展示場 不孤 直由
花どきの公卿虫歯でうらなりで 不孤 直
主なき団藤邸に薔薇芽吹く 不孤
春風に梳かれヒマラヤ山羊のひげ 不孤 直あ露由亜
我々の中枢占むる春炬燵 亜紀 朝四
機関誌の記念号なり辛夷咲く 亜紀 朝あ由
桜もち公卿の庭にもてなされ 亜紀
楽団のとほざかりゆく鳥曇 亜紀 海あ露
思ひ出のつぎからつぎに卒業歌 亜紀 朝直
中枢オヨビ周辺ノ蒲公英ヨ 四童
春の本並びし自動販売機 四童
マッカートニー卿なでる春の髪 四童
ふらここや団体も団子もきらひ 四童 不
どつと咲くありとあらゆる春の花 四童
以上。(集計:不孤)
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