2011年12月30日金曜日

文章読本句会・作者発表

文化鍋文化包丁雪催           朝比古 こぽ四由
背広から外す記章やクリスマス      朝比古 亜ぐ恵由
黙読の少女冬日に包まれて        朝比古 恵
でたらめに本堂の煤払ひけり       朝比古 ぐ恵空ぽ由
睦みつつふくら雀となりにけり      朝比古 亜こ
風花や錆の匂ひの船溜り         朝比古 こ
母の呪文風邪薬より利きさうで      ぐみ  こ空ぽ
章魚釣りの師匠に師匠おでん酒      ぐみ  由
くつくしやみ運勢占ひ立ち読みし     ぐみ
絵ばかりの大人の絵本暖炉燃ゆ      ぐみ  百
冬空を裂き羽ばたける黒きもの      ぐみ
絨毯のしみ泣きぼくろかも知れぬ     ぐみ  朝百恵四
文学のはじめの一歩ぼたん雪       こゆ
第一章にほひ桜の咲きにけり       こゆ
冬至かな読経とどろく海の底       こゆ  ぐ朝百空由
読みかけの本をならべて日向ぼこ     こゆ
銀杏舞うむだなプライド飛ばします    こゆ
飛び立つこともわたしの一部冬の虹    こゆ  ぐ恵空
文飾に手間取る句作狸罠         百花
歳末の終章の声一万人          百花
つん読に果てしを眺め年の夜       百花  ぐ
本当は旨い話の河豚の鍋         百花
まん丸の皮を撫でゐる柚子湯かな     百花  空
恋文と思えない文冬苺          ぽぽな こ恵四由
腕章のような恋人北風の中        ぽぽな こぐ朝百恵空四
熟読の白セーターの息しずか       ぽぽな 亜こぐ四由
息白く本日のオススメを言う       ぽぽな 亜百
動かせば聖樹の香り立ち上がる      ぽぽな ぐ朝百恵四
文学の森の入り口空つ風         空猫  こ
フィナーレの第四楽章聖夜劇       空猫
読み耽る雨ふり変はる雪の町       空猫
落葉焚本音を言つて淋しかる       空猫
熱燗のまことにあつく溢しけり      空猫
文明堂のカステラ提げて年の暮      亜紀  朝恵
往年の名古屋章や神渡          亜紀  朝
短日の読まずに閉づる文庫本       亜紀  ぽ
古本の漫画全集冬ぬくし         亜紀  空
何事もなかつたやうに年の暮       亜紀  朝百空ぽ由
着膨れて分厚き本を選りにけり      亜紀  朝四由
行く年や人といふ字の支へ合ふ      亜紀  ぽ
竜の玉摘む文学部哲学科         由季  百ぽ
校章の星のかたちの凍ててをり      由季  こぽ
クリスマスカードに読めぬ文字二つ    由季  亜空ぽ四
本番になだれこみたる聖夜劇       由季  亜こ朝恵
宇宙から還り葉牡丹の重さ        由季  亜ぐ
懸想文売にまなこを覗かれる       恵   四
日章旗立てる綿入引っ掛けて       恵   亜百
読みさしの本に挟まれお年玉       恵   亜百ぽ四
本番が近付いている寒昴         恵
外套の裾が地面についている       恵   亜ぐ朝空
ふくろふの文字なき知恵のまなこかな   四童
章を断つ記号のやうに石蕗の花      四童
雨の夜の海鼠は耳を読みにけり      四童
極月のパンのかたちに本厚し       四童
表1の集める冬の灯しかな        四童  由
(以上)集計:四童
自己紹介その他ご歓談は、俳句モナカの方でぜひお願い致します。
俳句の作り方、忘れちゃったよ…

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