文化鍋文化包丁雪催 朝比古 こぽ四由
背広から外す記章やクリスマス 朝比古 亜ぐ恵由
黙読の少女冬日に包まれて 朝比古 恵
でたらめに本堂の煤払ひけり 朝比古 ぐ恵空ぽ由
睦みつつふくら雀となりにけり 朝比古 亜こ
風花や錆の匂ひの船溜り 朝比古 こ
母の呪文風邪薬より利きさうで ぐみ こ空ぽ
章魚釣りの師匠に師匠おでん酒 ぐみ 由
くつくしやみ運勢占ひ立ち読みし ぐみ
絵ばかりの大人の絵本暖炉燃ゆ ぐみ 百
冬空を裂き羽ばたける黒きもの ぐみ
絨毯のしみ泣きぼくろかも知れぬ ぐみ 朝百恵四
文学のはじめの一歩ぼたん雪 こゆ
第一章にほひ桜の咲きにけり こゆ
冬至かな読経とどろく海の底 こゆ ぐ朝百空由
読みかけの本をならべて日向ぼこ こゆ
銀杏舞うむだなプライド飛ばします こゆ
飛び立つこともわたしの一部冬の虹 こゆ ぐ恵空
文飾に手間取る句作狸罠 百花
歳末の終章の声一万人 百花
つん読に果てしを眺め年の夜 百花 ぐ
本当は旨い話の河豚の鍋 百花
まん丸の皮を撫でゐる柚子湯かな 百花 空
恋文と思えない文冬苺 ぽぽな こ恵四由
腕章のような恋人北風の中 ぽぽな こぐ朝百恵空四
熟読の白セーターの息しずか ぽぽな 亜こぐ四由
息白く本日のオススメを言う ぽぽな 亜百
動かせば聖樹の香り立ち上がる ぽぽな ぐ朝百恵四
文学の森の入り口空つ風 空猫 こ
フィナーレの第四楽章聖夜劇 空猫
読み耽る雨ふり変はる雪の町 空猫
落葉焚本音を言つて淋しかる 空猫
熱燗のまことにあつく溢しけり 空猫
文明堂のカステラ提げて年の暮 亜紀 朝恵
往年の名古屋章や神渡 亜紀 朝
短日の読まずに閉づる文庫本 亜紀 ぽ
古本の漫画全集冬ぬくし 亜紀 空
何事もなかつたやうに年の暮 亜紀 朝百空ぽ由
着膨れて分厚き本を選りにけり 亜紀 朝四由
行く年や人といふ字の支へ合ふ 亜紀 ぽ
竜の玉摘む文学部哲学科 由季 百ぽ
校章の星のかたちの凍ててをり 由季 こぽ
クリスマスカードに読めぬ文字二つ 由季 亜空ぽ四
本番になだれこみたる聖夜劇 由季 亜こ朝恵
宇宙から還り葉牡丹の重さ 由季 亜ぐ
懸想文売にまなこを覗かれる 恵 四
日章旗立てる綿入引っ掛けて 恵 亜百
読みさしの本に挟まれお年玉 恵 亜百ぽ四
本番が近付いている寒昴 恵
外套の裾が地面についている 恵 亜ぐ朝空
ふくろふの文字なき知恵のまなこかな 四童
章を断つ記号のやうに石蕗の花 四童
雨の夜の海鼠は耳を読みにけり 四童
極月のパンのかたちに本厚し 四童
表1の集める冬の灯しかな 四童 由
(以上)集計:四童
自己紹介その他ご歓談は、俳句モナカの方でぜひお願い致します。
俳句の作り方、忘れちゃったよ…
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