たいへんお待たせしました。
玉の井の一夜で舞って散る銀杏 こゆ ぐ朝
海に抱かれに 霧・雪・川 こゆ ぐ
ここにいる意味をさがして浮寝鳥 こゆ 朝
ゆっくりと銀杏に埋もれゆく高校 こゆ 四恵り
顔見世や忘れ難きは恋敵 こゆ
井戸に無く丼にある臍寒し ぐみ 空
川上より桃色手袋川下へ ぐみ こ
さざえさん意地悪婆さんマスクして ぐみ 由種
高砂や白き狐の尾も白く ぐみ
もしかして寒卵に目鼻と歯も ぐみ
寝不足の昼の月置き山眠る ぐみ 空ぽ
蜜柑剥く「井戸の茶碗」を聴きながら 朝比古
風花やしづかに流れ神田川 朝比古 こ千
雪の夜の不随意筋の動きかな 朝比古 恵り種
冬の雨棒高跳の棒不遇 朝比古 由亜種空千
さまざまな咳開演を待つてをり 朝比古 ぐこ四恵由亜空
幾たびもあちあちと触れ焼藷よ 朝比古 ぽ
井の底に鯰かはづの来るを待つ 種茄子 こ
冬の川流れて冬の海に入る 種茄子
十二月すつかり疲れ意見言ふ 種茄子
狐の嫁入先頭の高提灯 種茄子 こ
魚屋が見えるところで鰤捌く 種茄子 四恵り亜
数へ日の古着の柄にきほひかな 種茄子 空ぽ
東京堂書店の隅に暦売る 種茄子 朝四恵亜
井戸覗く空は手のひらほどの冬 空猫 ぐぽ
冬ざれの真昼の川はまつすぐに 空猫 種ぽ
凍月や告白できぬ意気地なし 空猫 こ千
奥飛騨の見事な雪の高さかな 空猫 千
除湿器の泡のぶくぶく冬に入る 空猫
短日の井戸のまわりが濡れたまま りえ ぐ朝こ四恵由亜種空
こほらない川だから来る冬の鶴 りえ 朝種千
弔意かく告げて飛び去る鳰 りえ
円高く高く高く冬茜 りえ ぐ
湯に入れる前に針刺す寒卵 りえ ぽ
冬深む三和土に晴れの靴予報 りえ 空ぽ千
甘いもの欲しくて霜の夜を起きる りえ 朝四恵
底冷えの井戸のかたちが五芒星 由季 り
川沿ひは歌はずにゆく聖歌隊 由季 朝四恵り亜種空ぽ千
不意をつく一球からの雪合戦 由季 朝こ四亜空ぽ千
冬晴れに高所恐怖の募りをり 由季 こ
恋文に湯気立つやうな消印が 由季 ぐ四り種空
井の頭公園口のおでんかな 亜紀 朝四恵由種
川沿ひのホテルの傍の枯尾花 亜紀 こ由
蓮の実の飛んで遺憾の意を表す 亜紀 恵由種
手袋に指を沈めて居丈高 亜紀 ぽ千
余市ワインほのと嗜む初時雨 亜紀
奏でたる和音溶け合ふ聖夜かな 亜紀 ぽ
さぼうるに頼む珈琲暮早し 亜紀 朝種千
井戸重く水を吐き出す寒さかな 恵 ぐ亜
反射光鈍って冬の川になる 恵
意のままにならず炬燵の中の闇 恵 ぐ種千
じわじわと高野豆腐が吸っている 恵 ぐ朝四り由
狐火がこれっぽっちも熱くない 恵 朝四り由亜空千
井戸のぞくようにi phone 冬浅し ぽぽな り由亜
冬の空一番遠い川かしら ぽぽな
凩の意にそうもの意にそわぬもの ぽぽな
高音が抜けてるクリスマスツリー ぽぽな 由
裸木の指の間に青空来 ぽぽな り
円きまま井戸も冱つるや祖母の家 千代路
鴨川の亀笑ふ恋冬うらら 千代路 こ
人生の意味はさて措き冬籠り 千代路
蕎麦つるつる高座にもひとつ夜半の冬 千代路
古井戸に昔の冬の水ありて 四童 ぐ恵空ぽ
あやかしの流体力学冬の虹 四童
意のままに意中の人を冬日向 四童 こ恵由亜
残高を表示しきれぬ師走かな 四童 り亜
いふなれば濡落葉めく恋慕かな 四童 り
以上。(集計:四童)
自己紹介その他ご歓談は、俳句モナカの方でぜひお願い致します。
ただいま投句七名。締切を半日延長して、12/11正午jstとします。
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