2013年2月20日水曜日

羽生結弦句会・作者発表

あんこさん、ようこそ。 発表です。

耳に羽根生えて雲雀になる途中      露結      独四
生活の中に鶯餅加へ           露結      独
卒業の結いて解くリボンかな       露結    
逃水の中の弦楽四重奏          露結      あ亜
トタン板が叫びながら来る春一番     露結      ら

青空へ羽化せし蝶の遠さかな       直子    
雅子妃の「生きるって何?」春浅し    直子    
デパ地下と駅ナカ結ぶ春の闇       直子      露独亜四
朧夜や中国製の弦切れて         直子    
新入生ひと月前は卒業生         直子      露

サイネリアそこは折られし羽の痕     独楽      あ亜ら
生協のトラックぶるるんと余寒      独楽    
梅が枝に母の御籤を結びけり       独楽    
少女らの集ひて春の正弦波        独楽      直四
春寒や腰痛堪へ六本木          独楽      朝
春寒し計算づくのテディベア       独楽      直
都合により凹んでゐます春の空      独楽      露朝ら

末黒野のうたごゑに羽ありにけり     あんこ     露朝
唇のかたち生き生き石鹸玉        あんこ     露朝亜
水の春幼き指の結ばるる         あんこ     直独四
弦の音消えて北窓開かるる        あんこ     ら
春の夜螺旋となりし物語         あんこ     露亜

音羽屋の嫁取りバレンタインデー     らくだ     独
学生でいられるうちは落第す       らくだ     朝
春風にピンクのリボン結びたし      らくだ    
冴返るギターの弦の切れたまま      らくだ    
この梅は雪を呼ぶ梅ほころびぬ      らくだ    

一羽のみ残る白鳥完結す         亜紀      直ら四
春北風や学生街に紛れ込み        亜紀      朝直あ
バレンタインデー結び目に手をかけて   亜紀      四
弦楽器後ろに控へ春の宵         亜紀      朝ら
春の夜の運ばれてゆく躯かな       亜紀      直あ独四
朧夜の往生際を考ふる          亜紀      あ
恋猫の故郷を聞く電話口         亜紀    

梅苑にひとひらの羽拾ひけり       朝比古    
生活のあはひを飛んでしやぼん玉     朝比古     直亜ら四
結線の混沌として春の塵         朝比古     直
朧夜に鳴る飴色の弦楽器         朝比古     露あ亜
卒業証書すぐに丸めてしまひけり     朝比古     独

暗闇をやさしく殺す春の羽        四童      朝
川生るるところ一層百千鳥        四童    
結成し再結成し鳥帰る          四童      露あ亜ら
弦触るるあたりの固き春灯        四童      独
終はりには涙は要らず鳥曇        四童      あ

以上。(集計:不孤)

1 件のコメント:

  1. 初めまして。改めてよろしくお願い致します。
    (評のところに余計な記載をし、失礼しました)
    あんこ(柏柳明子)といいます。
    普段でも作り、かつ他の方に見て頂きたく、
    ネット句会をさがしておりました。
    採って頂けて、ほっとしています…
    また、投句させていただきます。

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