2012年8月24日金曜日

作者発表句会・出題

皆様夏休みはとれましたでしょうか。さて再開第23回目の出題です。

【作】
【者】
【発】
【表】
【当季雑詠】(何句でも。無季可。他季不可)

投句締切:9月1日(土)24:00(JST)
投句宛先:下記恒信風句会投句専用アドレス宛メールにて
     koshinfu9th@gmail.com

★整理の都合上、俳句の行には俳句以外の題とか記号とか俳号とか本名とかを
 書かないで下さい。
 また、空白行や題の行を置かず出題順に左詰で列挙願います。

 よろしくどうぞ。

2012年8月11日土曜日

感染呪術句会・作者発表

新宿の感度の悪しき西日かな      朝比古   四ぐ
はんざきが影に染つてゆきにけり    朝比古    
呪はれしごとくに溶けてアイスクリン  朝比古   苑亜恵
手術室点つてゐたり緑の夜       朝比古    
競争のやうに帰省の船降りる      朝比古   ぐ

蛍飛ぶ予感につなぐ指と指       ぐみ    
藍染の作務衣サングラスも在庫     ぐみ    
呪はれて胡瓜曲がりぬし・し・し    ぐみ    
飛行船夏潮浴びる術知らず       ぐみ    
夏木立青き焔をこらへかね       ぐみ    

感嘆付どどと押し寄せ熱帯夜      苑を    恵
染料の壺並びをる晩夏の町       苑を    四朝亜
呪詛流すための夕立だと思ふ      苑を    恵
忍術で木耳となり吹かれをり      苑を    朝亜
反省も夏痩せもせず爪を切る      苑を    朝恵

髪洗う第六感は外れがち        恵    
髪をおろす西日に染まらないように   恵     ぐ
祝いつつ呪いつつハンカチを振る    恵     四苑亜ぐ
日盛の奇術師に影ひとり分       恵     四苑亜
法事終われば石榴の実まだ青い     恵     苑朝亜

感嘆符打つてわたしの夏終る      亜紀    苑
ふるさとやかなかなの空染まりゆく   亜紀    朝
水澄めり呪解けたるやうに澄む     亜紀    四恵
一切の術知らぬまま胡瓜揉む      亜紀    四
そこここに蟻の穴ある地方都市     亜紀    ぐ
ずるずると残暑引きずる鉄鎖かな    亜紀    
滝を見て滝を語らぬままにをり     亜紀    苑ぐ

感極まる法令線や雲の峰        四童    
箱庭に染物屋ある水の色        四童    恵
夜の秋の椅子の呪ひの深まれり     四童    
術中にはまつてからの夜涼かな     四童    
ラケットを団扇にしたらそこで負け   四童    朝

(以上)

集計:四童

 今回はぐみさんが完全試合達成ですね。四童も絶不調。しばしご歓談下さい。

2012年8月7日火曜日

感染呪術句会・投句一覧

なでしこジャパン、守りきりましたね。

【感】
感極まる法令線や雲の峰
感嘆付どどと押し寄せ熱帯夜
感嘆符打つてわたしの夏終る
蛍飛ぶ予感につなぐ指と指
新宿の感度の悪しき西日かな
髪洗う第六感は外れがち

【染】
はんざきが影に染つてゆきにけり
ふるさとやかなかなの空染まりゆく
染料の壺並びをる晩夏の町
箱庭に染物屋ある水の色
髪をおろす西日に染まらないように
藍染の作務衣サングラスも在庫

【呪】
呪はれしごとくに溶けてアイスクリン
呪はれて胡瓜曲がりぬし・し・し
呪詛流すための夕立だと思ふ
祝いつつ呪いつつハンカチを振る
水澄めり呪解けたるやうに澄む
夜の秋の椅子の呪ひの深まれり

【術】
一切の術知らぬまま胡瓜揉む
手術室点つてゐたり緑の夜
術中にはまつてからの夜涼かな
日盛の奇術師に影ひとり分
忍術で木耳となり吹かれをり
飛行船夏潮浴びる術知らず

【当季雑詠】
ずるずると残暑引きずる鉄鎖かな
そこここに蟻の穴ある地方都市
ラケットを団扇にしたらそこで負け
夏木立青き焔をこらへかね
競争のやうに帰省の船降りる
滝を見て滝を語らぬままにをり
反省も夏痩せもせず爪を切る
法事終われば石榴の実まだ青い

(以上)

6句選(特選、逆選なし)
選句締切:8月10日(金)24時(JST)
投稿先:恒信風句会
http://koshinfu.blogspot.com/

題に関わらず全体から6句選にてお願い致します。
整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
投句一覧へのコメントとして、投稿して下さい。その際、名前/URLというのを選択して、俳号もしくはご本名を入力して下さい。URLは入れなくてよいです。
なお、右側の「最近のコメント」という欄は反映するのに時間がかかるようです。

ではよろしくお願い致します。