お待たせしました。
剥落の金剛力士蝶の昼 朝比古 り苑ぽ恵亜ぐ空
白魚の力を合すこと知らず 朝比古 ぽ
白梅や空の水彩めきてきし 朝比古 ぐ
木の芽風ギターケースを地に開き 朝比古 四百り苑不ぽ恵亜
朧夜の震へてゐたる音叉かな 朝比古 り苑恵
朝寝して質実剛健額の文字 ぐみ 朝
力まずに紙風船の浮き具合 ぐみ 苑不亜
水彩で蝌蚪の横顔描きけり ぐみ り不ぽ
薔薇の芽の気負ひ真紅に染まりけり ぐみ
のどぼとけ隠され黒きチューリップ ぐみ 空
桜餅葉のはがされて乳房色 ぐみ 朝不恵亜
春塵の傷つき易き金剛杵 空猫 りぽ
目力の天気予報士春コート 空猫
彩りに駆け出してゆく入学児 空猫
柳の芽ここにて終へる恋ありぬ 空猫 四
初恋のはじまつてゐる四月かな 空猫 四朝亜ぐ
お松明剛よく柔を制すかな 百花
春一番つぼみ力んでをりにけり 百花 朝ぽぐ
虹彩を覗かれて入る桃源郷 百花 恵
たらの芽は良薬といふ手酌かな 百花 四
西窓の夕日が春になってをり 百花 四恵亜ぐ空
金剛石鳴って春の闇をこわす 恵 不空
若草の寄り添っている力石 恵 百りぐ
虹彩の明るき人と春の海 恵 四百ぽ
芽柳や川のむこうに住むひとと 恵 四り苑空
蛤のぱかりと開いてみれば逆さ 恵 百苑
剛腕の右翼手飛んで揚雲雀 りえ
春雨を力まかせにひきちぎる りえ
ウミウシに極彩色の雨が降る りえ 朝百不ぽ恵
スモックの若芽色した園児かな りえ
欲望は果てなし桃の花あかし りえ 恵
春晝を釦すくなき服を着て りえ 亜ぐ
ビル街にかぜ剛と吹く花の冷え ぽぽな
木の芽風てさげ袋に力布 ぽぽな 百り苑不恵亜空
春影や迷彩服の女の子 ぽぽな
トイレ使うために買うガム木の芽風 ぽぽな 不
野遊びのところどころが濡れている ぽぽな りぐ
剛腕と言はれスヰートピーが好き 苑を 朝
目力で春の奇跡を呼び寄せる 苑を 百
彩の国たんぽぽの絮飛んでゐる 苑を り亜ぐ空
芽柳のつんつん空を和ませし 苑を 朝亜
権謀術策なつみかん落ちてくる 苑を
剛速球掴み損ねて風光る 亜紀 朝ぽぐ
駆け引きの力加減や薔薇芽吹く 亜紀
風光るスパンコールの彩りに 亜紀
上空に雲一つあり木の芽風 亜紀 ぐ
山の端のうすくれなゐや鳥帰る 亜紀
鳥の声聞こえて来たる春の雨 亜紀 苑
ハンガーのゆるき曲線鳥の恋 亜紀 四苑不ぽ空
ことごとく光をまとひ春の蝶 亜紀 朝
春や春金剛石にハートと矢 不孤 り苑
尽力の加減乗除や三月尽 不孤 四
水彩絵の具の尻から噴いて草青む 不孤 四朝百苑恵亜
増殖する肉芽だいじに春炬燵 不孤
春荒やさてもニーチェの馬日和 不孤 四
剛体と流体のゐる春の闇 四童 百空
力さへあればいいんだ春の星 四童 朝百不恵空
光彩は十日ばかりの仔猫かな 四童
ものの芽に狙ひを定め弓を引く 四童
春風やグリコ一粒十一秒 四童 百不ぽ空
以上。(集計:不孤)
しばしご歓談下さい。
四日市大学にて体育史学の立場から力石を研究する者です。拙著への「若草の寄り添っている力石(恵)」の掲載許可をいただきたいのですが、恵様から
返信削除takashim@za.ztv.ne.jp
に連絡をいただけないでしょうか。また
http://www.za.ztv.ne.jp/takashim
には力石に関する俳句など約1300作品を掲載しております。
多くの方々から力石に関する句をお寄せいただければ幸いです。
高島様
返信削除メールにてご連絡いたしました通りでございます。
力石の句や歌が1300とは圧巻です。