大変遅くなりまして、申し訳ありません。
今年もよろしくお願いします。
【大】
初御空何をいふても大袈裟な
初買や大安に選る長財布
床暖房といへども大の字に寝ない
双六の大きなマスに休みをり
双六や総理大臣より都知事
大火事のニュースの火事の小さかり
大学の杜に立ちたる淑気かな
大学の門の立派な淑気かな
大動脈解離悲しき冬林檎
兎より大きくつくり雪兎
冬の猫瞳大きくなつてをり
爺様の棺に大根入れにけり
落葉焚大きな声で来る子ども
【瀧】
ピエール瀧の微笑み返し春近し
階段の瀧となりをり初詣
三寒の瀧廉太郎生真面目顔
大寒や瀧壺の音凝固せし
瀧の白糸の映画ポスター初弘法
瀧をでて初松籟になるものも
冬の日のピエール瀧の隠し芸
冬休み父親役のピエール瀧
凍瀧の空へ向かつてゐるかたち
凍瀧解く廉太郎から詠一へ
白糸の瀧白糸のまま凍る
養老乃瀧に書初したりけり
【詠】
ありえない題詠ばかり小正月
詠み人の終に分からず毛糸編む
詠む声の裏返りをり歌かるた
詠草の兆すところぞ大枯野
詠嘆のかなかな寒のさかなかな
鎌鼬いいえスカボロフェア/詠唱
賛美歌の詠唱骸に降る雪
初山河ふつと詠み人知らずめく
読初や詠み人知らずとふ著名
北窓を塞ぎついでに欠詠す
朗詠の声のふとぶと寒夕焼
鮟鱇吊られ讃歌詠唱聴こゑくる
【一】
てのひらの一冊雪の降りにけり
一を聞いて何も残らぬ新年会
一月はトイプードルや新暦
一月やいちいち位置を直さるる
一巡の回覧板や日脚伸ぶ
一人称「私」に変へて初日記
一日の軽さ明るさ寒卵
看板に一条さゆり寒の雨
十二月の旅人逝けり一刹那
人間に一本ずつの去年今年
人日の一番打者の気合かな
大寒や給料日まで幾日も
煩悩や一輪残る寒椿
鳴き声の一任されし寒鴉
【当季雑詠】
「仁義なき戦い」に似た初夢を
あかるくて切なき冬の唄ばかり
ほんたうに着膨れてゐるだけなのか
絵里夏菜お京ハコVera賀状来る
外套の内のシュレディンガーの猫
革手袋付けて猟犬へと戻る
午後からを空っぽにしてセロリ食む
初夢の中の鏡を見てしまふ
真くれなゐなれば落ちるよ寒椿
人日の当て布すこしずらしけり
垂直に先生のゐる霜柱
冬籠スパイだらけの喫茶店
冬薔薇はつぴいえんど聴く一日
(以上)
12句選(特選、逆選なし)
選句締切:1月17日(金)24時(JST)
投稿先:恒信風句会
http://koshinfu.blogspot.com/
題に関わらず全体から12句選にてお願い致します。
整理の都合上、句の順番はそのままにして下さい。
投句一覧へのコメントとして、投稿して下さい。その際、名前/URLというのを選択して、俳号もしくはご本名を入力して下さい。URLは入れなくてよいです。
ではよろしくお願い致します。
2014年1月14日火曜日
2014年1月6日月曜日
一陽来復句会・作者発表
お待たせしました。今年もよろしくです。
数へ日といふ一日の暮れにけり 朝比古 ダ露不ぽ由亜四
綿虫に陽動されてゐたりけり 朝比古 ダ海不独由
声悪しきオオハクチョウの来たりけり 朝比古 独
火の番の復路の声となりにけり 朝比古 ダ海四
もこもこのもののはみ出すブーツかな 朝比古 あ
一瞬の景色の中に湯豆腐も 露結 海由と
冬ざれやガラスケースに陽の差して 露結 独
来る人の一人は葱を脇に抱へ 露結 朝海不
新幹線の往復切符クリスマス 露結
クリスマスケーキ匙ですくひて無学なり 露結 けと
一よりも零戦が好きクリスマス とうふ
階段を陽はまた昇る大晦日 とうふ ダ朝ぽ亜
我らみな来客なりし除夜の燭 とうふ 朝海露廣ぽ由亜
復興と似て非なる我が雑煮哉 とうふ
瓦礫には瓦礫の意地が初凪や とうふ け
火の番の知つたる声の一つあり ダイスケ 朝あと四
しぐるるや陽成院に長き生 ダイスケ
トナカイにまた来週と言はれたり ダイスケ と
拝復の遅れ遅れの年の暮 ダイスケ 不ぽけ
トイプードル跳ねに跳ねたるクリスマス ダイスケ 独と亜
初雪の一筆書きのやうに舞ふ けんじ 朝廣独あ亜
陽光の消えないうちに日記買ふ けんじ
冬霞裂いて来客現るる けんじ
復活の合図忘れし冬野かな けんじ 露独
冬帝の足音低くありにけり けんじ 朝
雪の夜次元の一つ増えてをり あんこ と
短日や陽水流れる喫茶店 あんこ 海廣亜
未来より雪の循環してきたり あんこ 由けと
ランナーの復路へ散つて冬の山 あんこ と
恐竜の復元されし霜夜かな あんこ 朝露独ぽ由と亜
一気一気一気一気去年今年 海太
初夢の小島陽菜でありにけり 海太 ダ露廣四
忙しくても来てね土竜打つから 海太 ダ独四
妻子一去兮不復還而新年 海太 不
包丁始埒が明かない鍵がない 海太 け
一流の馬鹿でありたし寒桜 独楽 朝海露廣不ぽ亜
数え日や太川陽介のルイルイ♪ 独楽
未来という古き言葉や小晦日 独楽 露ぽと
冬蜂に回復の呪文をかける 独楽 廣由
煤逃げてソースの二度付けは禁止 独楽 朝廣不ぽあ亜
たった今終わりし時計夜半の冬 独楽
煤逃げや最後の一人とならうとも 廣島屋 不由け
陽子にもこいよといひて年の暮 廣島屋 由あ四
年の市来た道がわからなくなり 廣島屋 ぽけあ
数へ日や予習復習片付かず 廣島屋 海
山茶花や野良猫の人懐こくて 廣島屋 朝
一抜けたと言へぬ未練や去年今年 不孤 廣独と
先輩に澁谷陽一ピラカンサ 不孤 露ぽと亜
来年はよろしくと鼻たたきやる 不孤 露
冬の水洩れて復興特別税 不孤 独
聖樹灯し犯罪といふ朗読劇 不孤 海け
首一度振りて投げ込む冬夕焼 亜紀
お持たせの一六タルト花八つ手 亜紀 朝廣不
春を待つ厩舎に夕陽あふれたる 亜紀 ダ独由四
往来に人の途絶えて雪しんしん 亜紀 ダ
冬ざれてなかなか来ない在来線 亜紀 ダ廣独ぽ由け四
復誦の後の暗誦ちやんちやんこ 亜紀 ダ朝海廣不
華やぎを添ふる鳥声枯木立 亜紀 海
決断の一瞬はやし寒卵 亜紀 露
寒鴉一方的に怒りをり 由季 け
煤払ふ陽当たりのよき物件の 由季 露不ぽ亜四
来場者みな肩の雪払ひつつ 由季 ダ朝露不あ亜四
眠る山復路もケーブルカーとする 由季 けと四
湯たんぽを小動物のやうに抱く 由季 朝海露廣不ぽけあ亜四
年はゆく光を一縷にぎり締め ぽぽな け
枯野道ぼろぼろの陽と人のゆく ぽぽな けあ
すこしして柚子湯の柚子のもどり来る ぽぽな ダ海露廣独由あ亜四
エチュードに反復記号雪ふりつむ ぽぽな ダ独四
終電を逃してしまう冬銀河 ぽぽな 海あ
一月の1を数へるカレンダー 四童 あ
太陽に透かしてみたる手套かな 四童 あ
来年がこの歳時記に載つてゐない 四童
歳晩の寄り道をする復路かな 四童 由
淑気まだ立たないやうに掃いてゐる 四童 ダ廣不ぽ由あと
以上。(集計:不孤)
数へ日といふ一日の暮れにけり 朝比古 ダ露不ぽ由亜四
綿虫に陽動されてゐたりけり 朝比古 ダ海不独由
声悪しきオオハクチョウの来たりけり 朝比古 独
火の番の復路の声となりにけり 朝比古 ダ海四
もこもこのもののはみ出すブーツかな 朝比古 あ
一瞬の景色の中に湯豆腐も 露結 海由と
冬ざれやガラスケースに陽の差して 露結 独
来る人の一人は葱を脇に抱へ 露結 朝海不
新幹線の往復切符クリスマス 露結
クリスマスケーキ匙ですくひて無学なり 露結 けと
一よりも零戦が好きクリスマス とうふ
階段を陽はまた昇る大晦日 とうふ ダ朝ぽ亜
我らみな来客なりし除夜の燭 とうふ 朝海露廣ぽ由亜
復興と似て非なる我が雑煮哉 とうふ
瓦礫には瓦礫の意地が初凪や とうふ け
火の番の知つたる声の一つあり ダイスケ 朝あと四
しぐるるや陽成院に長き生 ダイスケ
トナカイにまた来週と言はれたり ダイスケ と
拝復の遅れ遅れの年の暮 ダイスケ 不ぽけ
トイプードル跳ねに跳ねたるクリスマス ダイスケ 独と亜
初雪の一筆書きのやうに舞ふ けんじ 朝廣独あ亜
陽光の消えないうちに日記買ふ けんじ
冬霞裂いて来客現るる けんじ
復活の合図忘れし冬野かな けんじ 露独
冬帝の足音低くありにけり けんじ 朝
雪の夜次元の一つ増えてをり あんこ と
短日や陽水流れる喫茶店 あんこ 海廣亜
未来より雪の循環してきたり あんこ 由けと
ランナーの復路へ散つて冬の山 あんこ と
恐竜の復元されし霜夜かな あんこ 朝露独ぽ由と亜
一気一気一気一気去年今年 海太
初夢の小島陽菜でありにけり 海太 ダ露廣四
忙しくても来てね土竜打つから 海太 ダ独四
妻子一去兮不復還而新年 海太 不
包丁始埒が明かない鍵がない 海太 け
一流の馬鹿でありたし寒桜 独楽 朝海露廣不ぽ亜
数え日や太川陽介のルイルイ♪ 独楽
未来という古き言葉や小晦日 独楽 露ぽと
冬蜂に回復の呪文をかける 独楽 廣由
煤逃げてソースの二度付けは禁止 独楽 朝廣不ぽあ亜
たった今終わりし時計夜半の冬 独楽
煤逃げや最後の一人とならうとも 廣島屋 不由け
陽子にもこいよといひて年の暮 廣島屋 由あ四
年の市来た道がわからなくなり 廣島屋 ぽけあ
数へ日や予習復習片付かず 廣島屋 海
山茶花や野良猫の人懐こくて 廣島屋 朝
一抜けたと言へぬ未練や去年今年 不孤 廣独と
先輩に澁谷陽一ピラカンサ 不孤 露ぽと亜
来年はよろしくと鼻たたきやる 不孤 露
冬の水洩れて復興特別税 不孤 独
聖樹灯し犯罪といふ朗読劇 不孤 海け
首一度振りて投げ込む冬夕焼 亜紀
お持たせの一六タルト花八つ手 亜紀 朝廣不
春を待つ厩舎に夕陽あふれたる 亜紀 ダ独由四
往来に人の途絶えて雪しんしん 亜紀 ダ
冬ざれてなかなか来ない在来線 亜紀 ダ廣独ぽ由け四
復誦の後の暗誦ちやんちやんこ 亜紀 ダ朝海廣不
華やぎを添ふる鳥声枯木立 亜紀 海
決断の一瞬はやし寒卵 亜紀 露
寒鴉一方的に怒りをり 由季 け
煤払ふ陽当たりのよき物件の 由季 露不ぽ亜四
来場者みな肩の雪払ひつつ 由季 ダ朝露不あ亜四
眠る山復路もケーブルカーとする 由季 けと四
湯たんぽを小動物のやうに抱く 由季 朝海露廣不ぽけあ亜四
年はゆく光を一縷にぎり締め ぽぽな け
枯野道ぼろぼろの陽と人のゆく ぽぽな けあ
すこしして柚子湯の柚子のもどり来る ぽぽな ダ海露廣独由あ亜四
エチュードに反復記号雪ふりつむ ぽぽな ダ独四
終電を逃してしまう冬銀河 ぽぽな 海あ
一月の1を数へるカレンダー 四童 あ
太陽に透かしてみたる手套かな 四童 あ
来年がこの歳時記に載つてゐない 四童
歳晩の寄り道をする復路かな 四童 由
淑気まだ立たないやうに掃いてゐる 四童 ダ廣不ぽ由あと
以上。(集計:不孤)
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