5人では寂し過ぎますね。
新涼のややささくれて投手板 朝比古
渋柿の俳句のやうに干されをり 朝比古
アイロンが一番熱し秋の朝 朝比古 不幹亜
澄む秋や観覧席に偉き人 朝比古 四
秋刀魚から滴るものの爆ぜにけり 朝比古 四幹
投了の盤ごと萩を運び入る 藤幹子 不
たうなすの跳ぶを見してふ発句かな 藤幹子 不
一掬の水零す鉢つづれさせ 藤幹子 亜
観覧のご希望ハガキ鶴来る 藤幹子
秋の雲吾がされかうべ鳴らされぬ 藤幹子
投げやりな視線あつめる秋夕焼 不孤 朝亜
酒を読点水を句点の良夜かな 不孤 四幹
秋の浜ストロー一本立つてゐる 不孤 朝幹亜
ご高覧願ひましては唐辛子 不孤
箸の剥げる無駄な歯力たうもろこし 不孤
投じたる石を沈めて水澄めり 亜紀
絶句してゐる間の釣瓶落しかな 亜紀 朝四不幹
昨日も一昨日もとろろ汁 亜紀 四
蜩や閲覧室に誰もゐず 亜紀 不
投手戦神経戦となり良夜 亜紀
投げ遣りになつてもみたし秋桜 亜紀
多数派の吾も一人やねこじやらし 亜紀
扇おき本格的に投了す 四童
二の句継ぎぐんぐん伸びる曼珠沙華 四童
一味だと思はれてゐる糸瓜かな 四童 朝亜
仲秋や稟議の如き回覧板 四童 朝
ハチ公の墓の近くに参りけり 四童
以上。(集計:不孤)
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